• 樹脂ブッシュの種類と用途

    ブッシュは部材などに埋め込み、滑り軸受けや緩衝用に使用する円筒または円筒+フランジ形をした機構部品です。

    ナイロン、テフロンなどの樹脂素材で作られたブッシュを樹脂ブッシュと呼びます。
    電子部品で扱われる樹脂ブッシュは、円筒にフランジが付いた形状が一般的です。形状表記は内径(d)、円筒の外径(d')、フランジの外径(D)、フランジの高さ(t)と円筒の高さ(L)で表します。
    フランジの高さが3mmのものをツバ厚ブッシュと呼びます。

    真剣に樹脂ブッシュを利用してみる価値はありますよ。

    素材にテフロン(PTFE)を使用したブッシュは、耐熱性、耐薬品性、電気特性(高周波特性)、非粘着性、自己潤滑性に優れています。
    素材にポリアセタール(POM)を使用したブッシュは、摩擦が少なく、耐熱水性、耐アルカリ性、耐油性を有します。



    素材にポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を使用したブッシュは、高い耐薬品性を示し、高温特性、耐摩耗性、耐加水分解性、電気的特性に優れており、自動車、OA機器、半導体製造装置などで使用されています。


    素材にモノマーキャストナイロン(MCナイロン)を使用したブッシュは、一般の6ナイロン(PA6)に比べ、強度、熱的特性、化学的性質に優位性があります。
    素材にポリブチレンテレフタレート(PBT)を使用したブッシュは、耐熱性、電気的特性に優れており、ガラス繊維にて強化されているため高い機械的強度も有します。


    素材にベークライトを使用したブッシュは、電気的、機械的特性、耐熱性、耐薬品性に優れ、耐熱性が要求される自動車部品や絶縁体部品として使用されます。
    素材にアルミナ96を使用したブッシュは、耐熱温度が1300度と高い耐熱性を示し、耐摩耗性、耐食性に優れ、腐食性環境下でも使用できます。
    樹脂ブッシュを滑り軸受として使用する場合は、耐荷重や温度による寸法変化を考慮し、取り付け時には、カシメだけでなく接着剤を併用するなどの工夫が必要です。